【東京マルイ 電動UZI】電子トリガー搭載カスタムを行いました
前回修理を行った東京マルイ 電動UZIの使い勝手&耐久性向上のため電子トリガー化してみました。
リポバッテリーの使用
通常、メーカーの公式マニュアルに記載があるように高出力バッテリーの使用は不可です。
「ニカドの600mAhを使用しなさい」とのことですが入手困難かつ入手できたとしてもモッサリパワーでは正直使いたくはありません。
やはり現在主流のリポバッテリーを使用したいところですがVer5には使用できない理由があります。
高回転にできない理由
リポバッテリーを使用すると高回転になってしまいマニュアルで言うようにタイミングのズレが発生し重大なトラブルが発生します。
原因は以下2点あると考えます。
セクターギアの径が小さい
UZIのセクターギアはピストンをフルストロークさせるため歯数については他の機種で使用されるセクターギアと同じです。
しかしUZIのセクターギアは外径が小さいため歯の無い箇所がその他機種のギアと比較すると円周が短くなっています。
ピストン開放から引きの開始までの時間が他機種のセクターギアより短くなっているため、ピストンの前進スピード及びラックギアの戻りのスピードを上げなければいけません。
ラックギアの戻りが速くない
Ver5はラックギアからピンロッドを経由して前方にあるピストンを引きますが、ピストン開放後のラックギアの戻りが速くないというのがもう1つの理由です。
高出力バッテリーなどの使用によりセクターギアの回転が速まってしまうとラックギアが定位置に戻りきる前にお互いの歯がぶつかってしまい、セクターギアもしくはラックギアが破損してしまいます。
実際、この個体のセクターギアの1枚目の歯に摩耗が見られ、ラックギアとぶつかったと思われます。
Ver5以外のメカボックスはピストンが開放しピストンが前進し切ったタイミングでスタンバイ状態となりますが、Ver5はピストンが前進し切って尚且つラックギアが定位置に戻らないとスタンバイ状態にはなりません。
上記が私の考える高回転にできない理由です。
なので今回は、ラックギアが戻りきるまで待機させるために電子制御化を行うことにしました。
カットオフ検知
電子制御化に当たって、まずは各種スイッチの配置の検討です。
セクターギアの回転検知はカットオフの動きを検知させることにしました。
スイッチを配置できる箇所は色々ありましたが画像の位置に決めました。
良い感じに設置できたと思った矢先、実際にセクターギアを置いて回転させると跳ね上がり量が足りないことが発覚。
基板を再度切り出すのも面倒だったためカットオフに2mmのアルミ板でカサマシさせました。
跳ね上がりの勢いで検知スイッチを破損させないように対策を施します。精密ネジをねじ込みました。
手動でギアを回転させて検知できることを確認しました。
トリガーとセレクターについて
トリガースイッチとセレクタースイッチの配置について考えます。
グリップパーツはスペースにかなり余裕があったため大きめの検出スイッチが設置できます。
オムロン製SS-5GLを搭載することにしました。クリック感があってお気に入りのスイッチです。
以下の箇所にそれぞれネジ留めしました。
しかしセレクタースイッチ部分のネジがピンと干渉することが発覚・・。
セレクタースイッチに関しては接着剤での固定に変更しました。他の部品と干渉しないことが確認できました。
電子トリガー基板について
電ハン用に作った自作基板を使います。
UZI用にプログラムを書き換え、元々スイッチが配置されていたところに配置しました。
基板の大きさが絶妙でメカボックスに多少の加工が必要だったもののギリギリ収納できました。カットオフ、ノズルなどの干渉もありません。
AWG16(1.25sq相当)の配線に交換し、バッテリーまでの配線を短くすることで高効率化を図ります。
UZI用プログラムの内容としては以下としています。
機能 | 詳細 |
プリコック常時OFF | プリコック不可な構造のため |
モーターブレーキ常時MAX | セクターギア停止位置安定化のため |
発射間隔の追加 | ラックギアが定位置に戻るまで待機させるため |
オーバーヒート機能の追加 | フルオート時の負荷が高く基板破損防止のため |
逆転防止ラッチですが、手動で動かしていた時「ガチガチ」とうるさく、モーターブレーキ制動によりセクターギアの停止位置は安定しますので取り外すことにしました。
グリスはチェーンガードを使用しています。
動作に関して
動画を作成しました。
セミオートについてはリポバッテリーらしい鋭い立ち上がりです。
マイクロスイッチの交換によりトリガープルは大幅に改善され指切り連射もしやすいです。
フルオートは電流量を下げてサイクルを落としているわけではなく、セミオートを連射しています。
そのためセミオートのキレそのままとなっています。
フルオートで15発以上撃ち続けると動作が強制停止します。
電動UZIの反動、確かに噂通りありますね、次世代ほどではないですが・・笑
初速
ようやく動作したので初速を計測しました。
マルイ UZI |
|
1 | 72.60 |
2 | 72.83 |
3 | 73.14 |
4 | 74.27 |
5 | 74.11 |
6 | 73.75 |
7 | 73.68 |
8 | 73.80 |
9 | 73.55 |
10 | 73.80 |
Avg | 73.55 |
背景色:最高値、最低値
使用BB弾:東京マルイ 0.2g セミバイオBB弾
使用バッテリー:G&P製 7.4v 1200mAh 30C
サイクルは8.2発/秒です。このくらいのサイクルであれば壊れることは無いと思います。
もっと高出力なバッテリーを入れたとしても10発/秒は超えることは無いと思います。
電子トリガー化によりトリガーフィーリングが改善され、リポバッテリーによるキレ向上によりサバゲーでも使える性能に仕上がったと思います。
サイクルはとても遅いですが破損防止のため仕方なく、実銃が600rpmらしいのでリアリティがあって宜しいかと。不満はありません。
初速が低いのはノズル部分のエア漏れであることは確認できてますのでいずれ対策を施したいと思います。
追記:初速を13m/sアップさせることができました
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