【電動ガン M4カスタム】内部カスタム(DSG、電子トリガー、プラグインブラシレスモーター搭載)

M4 URG-I/MK16

前回URG-I/MK16風の外装を組み上げましたが、今回はその内部カスタムを紹介します。


内部パーツとしてはDSG(Dual Sector Gear)、電子トリガー、プラグインブラシレスモーターを搭載し、メカボックスのガワはRETRO ARMS製のスプリットギアボックスを使用した、結構本気のカスタムになります。

RETRO ARMSスプリットギアボックス ロア組み立て

まずは駆動部となるロア部分を組み立てます。
セクターギアはSiegetekの9枚歯DSGを使用します。

しかし9枚歯は高回転モーター・高出力バッテリーを使用するとピストンのラックギアがクラッシュする確率が非常に高く、とても扱い辛かったので1枚歯を落として8枚歯にします。

開放側を1枚カットしました。高強度と謳われるSiegetekのギアですがディスクカッターで割と簡単にカットできました。

スパーギア、ベベルギアはライラクス製です。

果たしてライラクスのベベルギア、どのくらい持つでしょうか・・?

電子トリガーはBTC Spectre Mk1です。初期のやつです。

トリガースイッチはタクトスイッチでは無いのでトリガーストロークが少し長くなります。
DSGでも使えますが、トリガースイッチのチャタリングで2点バーストが稀に発生するのが玉に瑕です。

意外でしたがRETRO ARMSのスプリットメカボックスにはポン付けとはいきませんでした。基板をほんの少し削ることで入りました。セクター回転検知も問題なさそうです。

トリガーはパーツボックスから出てきたVFCのやつです。ギザギザが付いたストレートタイプです。

ロア部のメカが組みあがりました。アッパーと分離しているおかげで組み立てはしやすいです。

続いてこちらをメカボックスのロアレシーバーに収納します。しかし案の定メカボックスとグリップの間に隙間ができてしまいました。面倒クセェ・・。

ABS板から切り出した板で隙間を埋めました。厚さは測ってませんが、1mmの板を2枚重ねにして少し表面を削ったので2mm弱です。

バッチリです!

続いてモーターです。Option No.1 プラグインブラシレスモーター(トルク型)です。

G&PのA2グリップでは、グリップエンドの加工が必要でした。

ロア部分だけで動作確認できるのもスプリットメカボックスの良いところですね。ギア鳴りも無く良好です。

アッパー部の組み立て

こっからはアッパー部の組み立てです。

とりあえず早く動かしたい一心であり物のパーツで適当に組んでみました。
ピストンはDSG用ではないSHSの14枚金属歯タペットプレートもずっと前に加工したマルイ純正のものがあったのでそれをそのまま使います。

ところが・・タペットプレートがすぐ折れました。マルイ純正のタペットプレート(DSG加工品)を2枚も折ってしまいました。勿体ない・・。

タペットプレートの突起がロアと干渉している気がしたのでとりあえずカットして様子見。

マルイ純正がまた折れたら嫌なのでSHSで実験。

スプリングが後入れなのもすごく楽です。

アッパーを後端から差し込んで、上から被せる感じです。うまく嵌ったらテイクダウンピンを差し込んでバッファーガワからネジ止めします。

さて、タペットプレート折れの件ですが、その後再発はしなくなりました。本当にあの突起が干渉していたのかは定かではありません・・。

チャンバーについて

RETRO ARMSスプリットギアボックスのもう一つの特徴としてアッパーとチャンバーが一体型の点です。
アッパーの裏面からネジ止めするので物凄い一体感です。

あと個人的にRETRO ARMSチャンバーの良かった点は、チャンバークリップに突起が付いている点です。
インナーバレルの溝とこの突起フィットしてより強固にバレルを固定できるようになります。他のチャンバーにもクリップは流用はできると思いますのでこれ単体、複数持ってると良いかと思います。

アッパー部の部品見直し

後日、アッパー部品のロアと比較して対応がお粗末だったので構成を改めました。

まずシリンダーヘッド。DSGによる激しいピストン打撃がありますのでハネナイトを切りだして接着しました。AOEも兼ねて3mmを2枚重ねで6mmです。

給弾ノズルはでんでんむし(M4)用です。

ピストンはDSG用を用意しました。ラックギアをカットするのが面倒だったのでRETRO ARMSのものを入手しました。

念の為ラックギアを少し削ってエポキシで接着しました。

ピストンヘッドはシステマの樹脂のやつです。錘はマルイ純正のものです。

錘に突起があるためピストンに穴を空けて対応しました。

樹脂対応のネジロック剤で固定。

シリンダーはライラクス製。スプリングはGAWの最初期ロット品(現行ロットはバネ鳴りするので嫌いです・・)

インナーバレルは参式です。

銅箔テープとBBXで気密アップです。

以上がアッパーの構成です。

メカボックスの上下が組みあがりましたので、外装に組み込んでいきます。

アッパーレシーバーの組み立てですが、耳をカットしただけじゃスライドして組み込むことができなかったので干渉部分をカット。

これでフロント側からスライドして組み立てできるようになりました。

動作について

初速は以下のようになりました。

  M4カスタム
1 85.37
2 84.86
3 85.39
4 86.13
5 84.26
6 86.45
7 86.41
8 85.85
9 86.57
10 86.07
Avg 85.74

背景色:最高値最低値
使用BB弾:東京マルイ 0.2g セミバイオBB弾
使用バッテリー:Fujikura 7.4v 2000mAh 30C

思ったより初速が出ない・・
MP5の同様の構成で90前後出るはずなのでどこかが悪いのかも。MP5と比較してバレル長とシリンダー容量が違うのでそこかな?と。
フルオートは秒40発弱で初速の低下は殆どありませんでした。

スプリットメカボックスは、メンテナンス性が非常に高い製品だと思います。
頻繁にメカボックスを分解する方にはお勧めできると思います。

M4 URG-I/MK16

Posted by Mekabu