【VFC 電動MP7】ピストンがクラッシュしたので代わりのピストンを作成し修理しました
前々からチマチマとカスタムしてきたVFC電動MP7A1ですが突然何かがクラッシュし「ベキッ」という異音と共に電子トリガー基板のエラーで動作が停止しました。
その後、何度動かそうとしてもジャリジャリというギアの空転音と共に動作が停止するので、ピストンかギアがクラッシュしたことに気がつきました。
クラッシュの個所について
恐る恐るメカボックスを分解して 中身を確認したところピストンがクラッシュしていました。ラックギアの金属歯(2と3枚目)のところが折れてしまっています。
幸いギアやタペットなどに他に異常はなくクラッシュしたのはピストンだけの様です。
クラッシュの原因について
ピストンクラッシュの原因としてよく挙げられる原因については大きく二つでしょうか。
①ピストンの戻りが遅い
②ピストンの耐久性
今回の場合は後者のような気がします。
というのも、VFC MP7 AEGは、ショートストロークピストンにも関わらず初速は高いのでピストンの前進スピードはそれなりに速いと思われます。また7.4Vのバッテリーを使用していたのでギアの回転も滅茶苦茶速い訳ではないのでピストンとギアのタイミングのズレは起きにくいように感じます。実際、日本仕様版で11.1vで回している方もいるので7.4vでは多少余裕があるはずです。
今回は、プリコック化によりピストンに負荷を掛けていたのが原因だった可能性があります。
このMP7のピストンはラックギアの3枚目以降から金属歯となっており、プリコックにすると丁度この境目あたりでセクターギアが食い込み保持されるので金属のラックギアと樹脂ピストンとの固定が甘いと破損する可能性は十分あると考えます。
実際、ピストン内部の破損部分を確認すると、ラックギアを乗せる樹脂部分がとても薄かったので、負荷により壊れても仕方がないかな、といった感じでした。
現在、VFCピストンの予備部品はないので他から流用して作成することにしました。
VFC MP7 AEG専用ピストンの作成
VFC MP7ピストンとスタンダードのピストンを比較するとピストン前方のラックギアの位置がほぼ等しかったのでスタンダードピストンの後端をカットすれば流用ができそうですなのでトライしてみました。
専用ピストン作成は加工の行い易さからマルイ純正の樹脂製ピストンを流用することにしました。
マルイ純正ピストンの後端をノコギリでカットします。
カットした断面をヤスリを掛けてます。
VFCピストンはカットオフを行うためピストンレールが削られているので、カットしたマルイ純正ピストンも同じ加工を行う必要があります。
仮組した感じはカットオフも機能し問題なさそうです。
続いてセクターギアとの干渉度合いを仮組して確認します。モロにセクターギアと干渉しているので加工します。
ラックギアの側面を3分の1ほど削り、ラックギアの2枚目すべてを削り落とします。
また、3枚目、4枚目も念の為少し削っておきました。
またラックギアの1枚目をおまじない的にプラリペアで補強しておきます。
以上でMP7用ピストンの完成です。とても加工がし易く、サクサク作業が進みました。
VFCピストンとの比較です。いい感じではないでしょうか。
側面から。
組み込み後、試射したところ見事に復活しました。プリコックも問題なさそうでしたが樹脂ピストンなので使用はほどほどにした方がよさそうです。
マルイ純正ピストンは入手性が良く、何より樹脂製なので今回のようにクラッシュしても被害を最小限に抑えることができます。VFC電動MP7の保守パーツの入手が困難な今の状況を考えると、強度ガチガチのパーツを使用するより、樹脂の壊れやすい素材を使用した方が今はいいのかもしれません。
今回はピストンのみのクラッシュで良かったです。ギアやタペットプレートだったら替えが入手できず作成も困難な状況なのでしばらくお倉入りになるところでした。
はやく保守部品が出回ってほしいと切に願っています・・。
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