【VFC 電動MP7】分解方法と各ギミックをチェックしました

VFC MP7

VFCの新作電動ガン MP7A1の分解方法と各ギミックについて確認しました。

※分解するとメーカーの保障は受けられないようなので自己責任でお願いします。

メカユニットの取り出し

1.マズルを外してバッテリーキャップを外します。マズルは付けたままの方が後でユニットを取り出しやすいので再度取り付けておきます。

2.セレクターのイモネジを取ります。六角レンチは細目の0.9mmを使用します。イモネジを取ったあとセレクターを抜きますが、ものすごく硬くトンカチが必要でした。

3.同様にイモネジで固定されているボルトリリースを同じ六角レンチを使用して外します。スプリングがありますので取り付け位置を確認し取り出します。

4.トリガーのピンを抜きます。ピンにローレットがあるので抜く向きに気を付けます。マズルを前に、右側面から左側面へ抜きます。

5.トリガーを取り出します。前方に少し押し出しながら、下方向に抜くと取り出せます。東京マルイの電動MP7と同じ感覚です。

6.ストックエンドのピン2本を抜きます。

7.ストックを取ります。左サイドのスイッチを上にスライドさせながらストックを引っ張ると抜くことができます。

8.フロントマズルを後方へ押し出すとユニット一式が後端から抜けますが途中で引っ掛かると思います。その場合はスイッチのパーツが引っ掛かっている可能性が大なので、エジェクションポートから精密ドライバー等でスイッチを下げながらユニットを押し出すとユニットを抜くことができます。

チャンバーとメカボックスが一体となったユニットを取り出すとこのような状態になります。

グリスがユニット外部にたくさん付着しているので拭き取っておきます。

VFC MP7 AEGの各ギミック

ユニットの分解の前に各ギミックの仕組みを確認します。各発射モードですが、セレクターを切り替えるとトリガーバーが連動して動きます。電流をカットオフレバーでトリガースイッチを物理的にリリースする、機械式の制御になります。

こちらがセーフティポジションです。セレクタープレートがロックし、トリガーを引くことができません。 

こちらがセミオートポジションです。セレクタープレートのロックが解除され、トリガーを引くとトリガーバー(1)が連動して動きマイクロスイッチ(2)が押され電流が流れます。ピストンの動きと連動してカットオフレバーが上に跳ね上がる(3)と、リンクを押し下げてスイッチをリリースする仕組みです。

こちらはフルオートです。カットオフレバーを常時跳ねあげた状態(1)で保持しカットオフを無効化します。トリガーが引かれ(2)スイッチが押されている間(3)電流が流れ続けます。

続いてボルトリリーススイッチです。下図の黄色い枠のスイッチが押されている間、弾を発射することができます。ボルトリリースとマガジン挿入検知のスイッチは共通になっています。下図は何も行っていない状態でスイッチは押されていません。

下図は、ボルトリリースが押された状態です。ボルトリリースを下げるとカム(1)が回転し、(2)の部品を経由してマイクロスイッチ(3)を押します。

下図はマガジンが挿入された状態です。マガジンを挿入するとリンクが跳ね上がり(1)、ボルトリリース同様、(2)の部品からマイクロスイッチ(3)を押します。

ちなみに分解するまで気づかなかったのですが、エジェクションポートとボルトリリースは連動しているようで、ボルトリリースを下げるとエジェクションポートが勝手に閉まるようです。

メカボックスの取り外し

ユニットの分解方法を確認します。

1.ストックエンドをひねりながら取り外します。

2.ダストカバーを取り外します。ネジ1本で固定されています。

3.トリガースイッチ(オレンジ配線)の基板を取ります。穴にはまっているだけなのでカッターの刃などでかんたんに外すことができますが、とても薄い基板なので壊さないよう細心の注意が必要です。

4.カットオフレバーのスプリングを取ります。

5.モーターを固定しているネジを裏表4本とメカボックスとインナーフレームを固定している6本のネジを取ります。

6.インナーフレームを左右に広げながらメカボックスを後方から抜き取ります。配線やフレーム等壊さないように注意します。

メカボックスを取り外しできました。メカボックス内部のメンテナンスを行う場合はここまでです。

チャンバーの取り出し

チャンバーにアクセスするにはさらにインナーフレームの分解も必要になります。

1.MOSFETを固定している結束バンドを切ります。

2.モーターと基板を止めているネジ3本を取ります。ネジの長さが異なるので位置を確認しておきます。

3.ボルトリリースのスイッチ基板(青配線)を取ります。はまっているだけなので簡単に取れます。

4.白色のコネクタのみ抜き、基板一式をインナーフレームから取ります。

5.アウターバレルのフロント側にある2本のピンを抜きます。

6.インナーフレームのネジ2本を取ると、フレームが2分割できようやくチャンバーにアクセスできます。

HOP調整は側面ダイヤル式です。ネジ止めタイプなので緩みが心配です。

チャンバーの分解

チャンバーにはオートストップのスイッチがあり、チャンバー側面の2本のネジを取ると基板を取り出せます。

チャンバー内にも磁石が実装されており、これとマガジンのフォロワーの磁石がくっつくとマイクロスイッチが離れ動作が停止する仕組みです。

インナーバレルは202mmでした。アルミ?のとても軽量なバレルです。

ホップ窓の形と切欠きの位置はスタンダード電動ガンと同じようなので互換性がありそうです。

ホップクッションがないので樹脂のHOPチャンバーアームで直接HOPを掛けます。ただ性能はイマイチなようで近々各メーカーからホップアームのカスタム部品が販売されるようです。

以上がVFC 電動MP7の分解手順になります。

ネジの数が多く、全体的に部品が強固に固定されており分解がとても大変でした。

細かなデリケートな部品が多いので安易に分解しない方がいいと思います。メカボックスの分解はまた今度行います。疲れました。。


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Posted by Mekabu