【VFC 電動MP7】外観レビューと初速・サイクルを計測しました
今回は先日VFCから発売された電動MP7A1を購入したので紹介します。初のリアルサイズ電動ガンであるVFC新作のMP7ですが、新規メカボックスとオリジナルのカスタムモーター搭載とのことでどんな性能なのか期待が高まります。
箱はシックなブラックでとてもカッコよいです。
“JAPAN VERSION”のシールが貼ってあり、日本向けに初速が抑えられているようです。
付属品は本体とマガジン、マニュアルと初速計測用紙のみでとてもシンプルです。初速は89.77m/sとかなりいい数値が出ています。
早速本体を見ていきます。
外観に関して
フレームはポリマーフレームにより強靭で剛性は高く感じました。またシボ加工が施されており質感やクオリティはかなり高いと思います。
リアルサイズということで東京マルイのMP7より大きいことは知っていましたが実際に手に取ってみるとやはり大きい・・リアルサイズは迫力あります。
全長は、実測値でストック収縮時で約418mm、ストック延長時は642mmとマルイより一回り大きいです。(記事後半にマルイとの比較を記載しています。)
重量は、マガジン込み・バッテリーなしで約1.6kgでした。外観からのギャップにより多少重量があるように感じます。
マガジン単体の重量は114gと、かなり軽量なのでサバゲーで数本所持しても移動は問題ないでしょう。
アッパーレイルは金属製で各種アタッチメントを装着できます。標準でフロントとリアのサイトが載っています。サイドのレールは標準では付属していませんが、オプションで装着できるようです。
ハイダーは反時計回りに回すことで取り外し可能です。規格はM12の正ネジです。マルイとは逆でKSC系と同じです。
操作に関して
ストックは本体後端のレバーを上げることで展開できます。4段階のポジションで固定でき、各ポジショングラつきもなくガチッとホールされ安定感があります。ストックの収縮はスルっといかず多少力が必要です。
チャージングハンドルを引くとエジェクションポートが開きHOPの調整が可能です。チャージングハンドルはかなり固いです。HOPダイヤルはクリック感はありません。東京マルイの電動MP7と同じような操作感です。
チャージングハンドルはスプリングで自動で閉まらないので手で戻す必要がありますが、エジェクションポートはスプリングで閉まるようですがかなり渋いです。
セレクターの動きも少し渋いですが各ポジションで「ガチッガチッ」と確実な操作感があります。
マーキングがプリントではなく彫ってスミ入れされている点も個人的にはポイントが高く、擦って消えることは無いですし何といってもカッコいい。
バッテリーはフロントのキャップを外して前方から収納します。ここはマルイの電動MP7と同様ですね。900~1000mAh程度のリポバッテリーが収納できるようです。
ダメもとで2000mAhのバッテリーを収納しようとしましたが入りませんでした。
当方、900mAhサイズのバッテリーを所有していないため、しばらくは外付けバッテリーで運用することになりそうです。
追記:カスタム次第で細長のリポバッテリー G&Pの7.4V 1,200mAh(30C) も入ります
オートストップ機構
今回のVFC MP7A1の特筆すべきギミックがこのオートストップ機構ではないでしょうか。残弾がゼロになると自動的にモーターが止まるシステムがこのVFCには標準で搭載されています。
マガジンのフォロワに磁石が内蔵されており、チャンバーに設置されたスイッチがそれを検知すると止まる仕組みです。
またマガジンを抜いた状態でも撃つことはできませんが、リリースレバーを下げた状態でトリガーを引くことで発射できます。
マガジンが空になるとフォロワが飛び出すのですが、これがチャンバーと干渉して本体を壊す可能性があります。フォロワが飛び出した空マガジンを差し込もうとしてもうまくハマりません。
マガジンの挿入がかなり固いので、油断すると空マガジンを思いっきり差し込んで本体を壊してしまいそうです。
マルイとの比較
VFCのMP7はマルイの電動MP7より一回り大きいです。VFCが418mmに対してマルイは約380mmです。
グリップに関してはVFCのほうが大きいですが厚みはVFCもマルイも約28mmでほとんど一緒。VFCは角材を握っている感じで個人的にはマルイの方が好みです。
マガジンについてもVFCの方がでかく、また形状が異なるので当然双方流用はできません。
そもそも穴の位置も異なるので、加工して流用するのも難しいと思います。
VFCマガジンはとにかく大きいのでマガジンポーチ選びには注意が必要です。
私はMP5兼MP7用のチェストリグを使ってますがVFC MP7マガジンの挿入はかなりタイトになりました。
実射に関して
使用したバッテリーは、フジクラの7.4v 2000mAh 30Cのリポバッテリーです。格納できないので外出しです。
MOSFET搭載でレスポンスはとても良いです。「スタンッスタンッ」とキレのある駆動音で非常に安定した動作を見せてくれました。オートストップ機構もライブで残弾ゼロでしっかり機能しました。
トリガープルは軽いですが、ストロークは少し長めに感じました。
セミ・フルオートのみで電子トリガーのような多彩な発射モードは実装されていません。
初速とサイクル
平均で90.26m/s (0.2g BB弾)とかなり高めの初速がでています。高低差も少なく非常に安定しています。サイクルに関しては7.4v 2000mah 30Cで18.3発/sと電動ガンとしては十分なサイクルです。
初速 (m/s) | |
1 | 90.24 |
2 | 90.75 |
3 | 90.04 |
4 | 91.70 |
5 | 88.53 |
6 | 90.88 |
7 | 89.71 |
8 | 89.95 |
9 | 90.28 |
10 | 90.50 |
Avg | 90.26 |
背景色:最高値、最低値
使用BB弾:G&G 0.2g バイオBB弾
このサイズにして、この性能、新規のオリジナルメカボックスとマイクロモーターの完成度は非常に高いのではないでしょうか。
まとめ
待望のリアルサイズ電動ガンとして世界中から注目されていたVFCのMP7A1ですが、必要十二分なサイクル・初速が出ており、またオートストップ機構、MOSFET搭載など至れりつくせりなスペックで期待以上の楽しい製品に仕上がっていると思います。
まだ野外での射撃はしていないので遠距離性能は確認できていませんが、高い剛性と安定した動作によりサバゲーにこのまま投入しても即戦力として十分戦えるポテンシャルを秘めていると思います。
ただ全体的に各種ギミックが渋く操作しにくい印象でした。使用していくうちにスムーズになると良いのですが・・。
今度は分解して新型メカの内部を確認してみたいと思います。
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