【VFC 電動MP7】電子トリガーカスタムでプリコック化してみました【動画あり】

VFC MP7

前回VFC電動MP7A1に実装した自作電子トリガーについて紹介します。

標準搭載のMOSFETについて

まずVFC電動MP7A1に標準搭載されている基板についてですが、これはモーターのスイッチングをプログラムで制御しているわけではなく、カットオフレバーによりスイッチを物理的にリリースする機械式となっており、いわゆる電子トリガーとは少し意味合いが違うように個人的には思います。

機械式により、カットオフレバーとトリガースイッチの間にリンクパーツを介す必要があり構造が少し複雑になりトリガーのショートストロール化が電子トリガーと比較すると難しいです。

またプログラムによりモーターをコントロールしている訳ではないのでプリコック化や3点バースト化も結構難しいのではないでしょうか。
そこで今回自作のプリコック基板を作成したので、元から付いているFETからそちらに換装しました。

自作基板の実装について

オリジナル自作基板へ交換するにあたり、標準の無駄にデカいコネクタ基板が不要になったので取っ払いました。

それにより、バッテリースペースが確保され、長めのバッテリーを収納できるようになりました。

現在手元にあるG&Pの7.4V 1,200mAh(30C)が収納できることは確認しています。

標準の場合でもコネクタ基板を外し配線をうまくまとめれば、同様のことが可能なのではないでしょうか。(試していませんので推測です)

電子部品が想像以上にコンパクトに収まったので、無理に基板を2ピースに分ける必要はなさそうな感じでした。一応基板にはポリスイッチが内蔵されているので基板保護をしているつもりですが、FETが燃えた時の対策として一応後でヒューズもつけておこうと思います。

電子トリガーの機能

機能については過去に作成してきたものと同じ機能を実装しています。

【主な機能】
 ・プリコッキング(解除機能あり)
 ・3点バースト
 ・Binary Trigger
 ・Hang-Fire
 ・プログラミング
 ・弾数設定
 ・ボルトリリース(リロード) ←New!

基本的な機能は過去に作成したものと同じですが、元から付いていたボルトリリースのスイッチをライブにました。

従来はトリガー長押しでリロードでしたが今回はそれに加えてボルトリリースでもリロードが可能となります。弾数設定で設定した弾数がゼロになった際、ボルトリリースを下げることでリロードができるものです。

動作については動画を作成しましたので下記を確認してください。

実際の使用感について

もともと「スパンッスパンッ」とかなりレスポンスが良い製品ですが、プリコック化によりレスポンスが体感できるほどよくなりました。モーターもキビキビ動作し定位置でバッチリ停止します。VFCのメカボックスとモーター、かなり良さげです。

先日サバゲーで使用しましたが終日不具合なく安定して動作しました。バッテリーについては容量が増えたことで1本で終日持ちました。(7.4v 1,200mahのリポ・1ゲーム100発程度の使用)

プリコック機能を使用する場合、ピストンが後退位置で停止するのでギアのベアリングに相当負荷が掛かります。VFC電動MP7の場合は更にスプリングレートが強めということもあり、VFC標準搭載のボール8mmから社外のメタル8mmに後で交換しようと思います。

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Posted by Mekabu