【Option No.1 ブラシレスモーター】ロング ハイトルク型の比較レビュー

トイガンパーツ

プラグインブラシレスモーターのロング(トルク型)バージョンを購入できたので実際に電動ガンに組み込んで動作確認を行いました。

前回のミドルタイプになかった注意書きのメモが同封されていました。

電子デバイスとの併用は自己責任とのことですが、今回は電子トリガー搭載機で確認します。

外観レビュー

ミドルタイプ同様、非常に綺麗な作りです。

磁力は殆どありません。

ピニオンギアのいもネジは2本止めになります。

すでにこの専用ピニオンは単品で販売されているので摩耗しても安心です。

東京マルイのサマリウムコバルトモーターと比較します。

長さは、サマリウムコバルトモーターが88.0mm、ブラシレスモーターが88.5mmでした。ほぼ同じと考えて良いと思います。

エンドベルのコネクタ端子の位置が異なり、モーターの底に寄っている高い位置にあるためポン付けできない機種もありそうです。

電動ガンへの組み込み

DSGカスタムしたMP5に組み込みます。こちらは電子トリガー搭載機BTC spectreの初期バージョンが実装されています。ブラシレスモーターとの互換性も兼ねて確認します。

モーターの位置調整用の金属板を取り付けてグリップに蓋をします。コネクタが少し高い位置になっていましたが、MP5のグリップには問題なく組み込みできました

恐る恐るトリガーを引いてみたところ、勢い良くギアが回りしっかり動作しました。もともとサマリウムコバルトモーターが搭載されてましたがそれ以上に高回転で力強い感じです。

フルオートについてはものすごい回転数で草刈り機のようなエグい音です。

サマリウムコバルトモーターとの比較動画を作成しました。

ちなみに連射速度をそれぞれ計測しました。使用したバッテリーはFujikuraの7.4v 2,000mAh 30Cです。

弾速計ではうまく測れなかったので音で調べてみました。すみません、レンジ幅が異なっています・・。

サマコバモーターが秒間約32発だったのに対し、ブラシレスモーター(トルク型)は秒間約42発でした。7.4vでこのサイクルです。11.1vのリポバッテリーを使用した場合どうなるんでしょうか・・?

問題点

ただ問題が2点発生しました。

①初速が下がる

プリコックを設定すると初速が10以上低くなります。モーターの回転が速くなったことでタペットプレートの引くタイミングのズレが発生したためと思われます。タペットプレートのタイミング調整が必要です。

② 設定モードのブザー音が不安定

BTC Spectre特有の事象だと思いますが、設定モード時のブザーが正常に機能しません。ブザーの音量が大きくなったり物凄く小さくなったりします。ただ設定はできるのでそこまでクリティカルな問題ではないです。

最後に

ブラシレスモーターですが、かなり回転数があるようなので使用には内部カスタム必須となります。マルイ純正箱だし状態で組み込むと、ほぼ間違いなくピストンかギアがクラッシュするので、ポン付けモーターと言えど内部強化カスタムが施されたメカボックス向けであることが解りました。

説明書の記述の通りメカボックスの分解・カスタムができる方向けの難しいモーターだと思いますので購入の際はご注意ください。