【Option No.1 ブラシレスモーター】DSGカスタムに組み込みましたが初速が低下しました
前回MP5 DSG搭載機にプラグイン ブラシレスモーターを組み込みましたが、初速が低下する事象が発生しました。
今回はこの事象の対策について紹介します。
初速低下の事象について
このMP5には電子トリガー(BTC Spectre)が搭載されており、もともとの初速は90前後(0.2gBB)でていました。
しかしブラシレスモーターに換装後、プリコック設定をすると初速が70m/s台と大きく低下し、またフルオート時も同様、初速が不安定になり低下する事象が発生します。
原因について
タペットプレートの開閉タイミングによるものと思われます。
モーターの回転数が上がったことで、引くタイミングが早まった、または開放タイミングが遅くなったことが今回の事象の原因と考えられます。
対応について
タペットの引くタイミングを遅らせるためタペットプレートのウィングを少し加工しました。
削りすぎると給弾不良を招くので少しずつ加工する必要があり、タペットプレート加工→組立→計測→分解→加工をひたすら繰り返しました。
加工していくにつれて初速が少しずつ上がっていき、最終的に0.2g BB弾で数値88~90m/s前後と元々の数値に戻り安定しました。
ピストンの前進スピード向上
回転数が大きく上がってしまったので、またタペットプレートの加工のついでにピストンクラッシュ対策を施します。ピストンの前進スピードを上げます。
スプリングガイドにスペーサー24mmを追加しました。
またシリンダーはM4用を使用していましたが、加速ポートの効果が得られていない状態だったのでMP5K用に交換し加速ポートの位置を変更してみました。
しかしスプリングを底上げしたのにも関わらず初速が低下しました・・。
フルオートだとこれまた酷い数値に・・。
MP5K用だとエア量が足りないようです。
パーツボックスを漁っていたところMP5用のシリンダーが見つかったのでそちらに交換してみました。初速は上がりセミにおいては90前後で安定したのでこれを使用します。
フルオートだと80前半まで下がることがあるのでまだ改善の余地があるようですがもう気力がなくなりました。分解・組み立てを繰り返しすぎてメカボックスのネジも1つナメましたし・・。
当初はブラシレスモーターへの変更だけだと思ったのですが、回転数が上がってしまうことによりメカボックス内部の手入れが必要になってしまいました。
ギリギリのラインで調整されたハイサイ機に組むと、色々トラブルが発生するので、サイクルアップに多少バッファのあるトルクアップカスタムされたメカボックスだとこういった弊害は発生しづらいのかな、と思います。
良くも悪くも自分好みのマニア向けカスタムモーターだと思いました。
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