【マガジンローダー クイッくん】分解・修理とLipoバッテリー化カスタムを行いました
東京マルイの手動マガジンローダーでの給弾が億劫になったので自動給弾ツール クイッくんを購入してみました。ただジャンク品だったため分解・修理を行ってみました。
クイッくんについて
まずクイッくんですがスプリング式マガジンの給弾を自動化する製品になります。給弾口にマガジンを押し付けるとBB弾を自動でチャージしてくれます。モーター駆動になるため電池が必要となります。
クイッくんは新旧、二種類存在するようで今回の記事で紹介するモデルは旧式のBIG MODELの製品になります。
新型はライラクスから販売されているようですが見た目と機能は殆ど同じようです。
違いを挙げるとすると装弾数と使用する電池の違い、BIG MODEL(旧式)はBB弾が大体400発程度入るのに対しライラクス(新型)は約700発以上入る一方で、電池については旧式が単三電池4本、新型は単四電池4本となり旧式のほうが若干パワーとスタミナがあるようです。
BB弾は上部の窓を開けて投入します。
入手した時点では不動のジャンク品で動作確認できなかったためとりあえず分解して修理を試みました。
分解方法
バッテリーの蓋を外します。固着していたのでマイナスドライバーでこじ開けました。
電池の液漏れが酷いですね・・。接点は再利用出来ないでしょう。
見えるところのネジを全て外すとフレームを2分割できました。
ギアユニットを取り外します。
スイッチも腐食が酷く、またマイクロスイッチのクリック感も失われていたので後で交換します。
このマイクロスイッチは給弾口が押し込まれた際に樹脂のバーを経由して押されます。
続いてギアユニットを分解していきます。
ここも見えるネジを外していくだけです。
一番心配だったギアですが欠けもなく思ったよりキレイな状態でした。
ギアは4枚構成で樹脂製です。これらギアが金属製のBB弾を送る歯車を回します。大きな摩耗・破損はなくこのまま使用できそうです。安心しました。
給弾口を分解します。イモネジを外すと一通り分解ができます。
若干汚れはあるものの使用には特に問題はなさそうです。
以上が分解の流れです。外装は汚れがひどかったものの内部は割りとキレイで電装系を交換すれば動作しそうです。
報告として分解していく中で、ガワの破損が多々ありました。アロンアルファで接着し補強しましたが、他も少し力を入れたただけでポキポキ折れそうな感じで強度に若干の不安があります。
組み立てとリポ化
内部の一通り掃除した後、組み立てとちょこっとカスタムを行っていきます。
まずモーター単体で動作確認を行ったところ問題なく回転しました。このモーターもそのまま使えそうです。
ちなみにこのモーターは模型用の280タイプのようですが、データシートを確認すると1.5~3.0Vの範囲での利用を想定しており電池4本(6.0V)は多少無理をさせているかもしれません。
次にギア類を組み立てます。樹脂製ギアなのでグリスはシリコングリスを使用しました。
スイッチはたまたま同サイズのオムロン製マイクロスイッチがあったのでこちらに交換します。ネジの位置も同じで本体にポン付けできました。クリック感もバッチリです。
電池ボックスについては腐食が酷かったので端子をすべて取っ払いました。通常の単3電池が使用できなくなったのでリポバッテリー化します。元々の電池ボックスのスペースにバッテリーを収納できるようにします。
リポを使用すると電圧が上がってしまいギアを破損しかねないので定電圧レギュレータで6Vに降圧します。モーターにはショットキーバリアダイオード(SBD)を付けてスイッチの保護を行っておきます。
以上で修理が完了です。
動作確認
バッテリーは250mAh(7.4V)の小さなものを使用しました。
BB弾を入れて給弾口にMP5用100連を差し込んだところ無事に給弾されました。
BB弾がフルチャージされるとBB弾がマガジンを押し上げてスイッチが切れる仕組みです。こういった構造から力いっぱい押し込むとフルチャージ時にギアの破損もしくはBB弾の割れなどが発生する可能性があります。適度な力加減でマガジンを押し込んだ方がよさそうです。
リポバッテリー化&6Vに降圧しましたが給弾スピードは丁度良いです。
先日早速サバゲーで使用しましたが、手動のBBローダーと比較し給弾が格段に楽になりました。100発マガジンを数秒で給弾できます。もっと早く買っておけばよかった・・。バッテリーも250mAh 1本で余裕で終日持ちました。Lipoバッテリー化は経済的でお勧めカスタムです。
スプリング式マガジンを使用している方は買って損はないアイテムだと思います。
追記:また壊れたので修理しました・・。
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