【東京マルイ MP5】不動の電動ガンに自作の小型FET基板を取り付けました
バッテリーを差しても全く動作しないということで預かっていた東京マルイ 電動ガン MP5A5 HCの続きになります。
私のリポバッテリーを差して確認したところ一応動作したので全くの不動というのは恐らく所有者のバッテリーが死んでいただけと思われます。
ニッケル水素バッテリーを挿しっぱなしで保管していたとのことで放電し切ってしまったものと思われます。
しかし私のバッテリーでも快調に動作したと思えば、突然動かなくなる事象が頻発するので確かにどこかに問題がありそうです。
分解して原因を調べてみました。
メカボックスの確認
分解は前回の記事で紹介しています。
メカボックスを開ける際のポイントは2点あり、まずは事前にラッチを解除することです。
これを怠るとメカボックスを開けたときピストンが飛び出したりピストンが削れることがあります。
私はミニ四駆のシャフトを曲げたものを使用して解除していますが、硬い素材であれば何でもいいです。
ラッチを解除しネジを外した後メカボックスを開けますが、2点目のポイントとしてスプリングガイドにドライバーを差し込むとピストンの飛び出しを防ぐことができ比較的安全に開けることができます。
メカボックス内部はかなりキレイです。ギア類も問題ありませんでした。
強いて言えばピストンの2枚目、3枚目が僅かに削れていました。
というのもシリンダーヘッドのゴムを消音と耐久性UPのため分厚いものに変えてます。ピストンのラックギアとセクターギアが当たってしまったようです。
ピストンの戻り時間のバッファを設けるためピストンの歯を少し削っておきました。
それ以外は異常はなくかなりキレイだったので、グリスを塗り直して終わりです。
自作MOSFET基板
メカボックス内部は問題なかったので次に電装系をチェックしました。
実はこのMP5A5には数年前にも預かっておりFET基板を取り付けましたが非常に雑な作りでした。
通電は問題なさそうでしたが動作安定化のため改めて作り直すことにしました。
せっかく作り直すのであれば出来るだけ基板は小さくしようと表面実装の電子部品を使用しました。
回路は一般的なもので工夫はありません。部品はストックしてあったものから選別して作成しました。
こちらが完成品です。結構小さく収まりました。
縦横BB弾3個分くらいです。基板はMP5のハンドガード内に格納しますが基板が小さくなったおかげでバッテリーの収納も以前よりしやすくなりました。
20Aのヒューズを取り付けて完了です。
ただ事象は改善されず、原因は電装系ではなかったようです。
モーターの交換
メカボックスと電装系に異常が無ければあとはモーターしかありません。
EG-30000HCモーターが搭載されており見かけはかなりキレイで問題なさそうでしたが、試しにストックしてあったEG-1000に交換してみたところ快調に動作し途中で止まる不具合は発生しなくなりました。
内部で断線してるのでしょうか?ブラシ接触面も新品か?というくらいキレイなのに・・。如何せんマルイモーターは分解が簡単に出来ないので調べることが出来ません。
所有者に確認しEG-1000でもいいとのことだったのでFET保護のためのSBDを取り付けて修理完了です。
モーター交換により回転数は落ちたもののセミのレスポンスは交換前と遜色ありません。またピスクラが発生しにくく耐久性もアップしているはずです。
EG-1000モーターは回転数とトルクがいい塩梅で調整されており安定した性能を発揮します、困ったときのEG-1000です。
原因は大したことありませんでしたが結局オーバーホールも行い結構時間が掛かってしまいました。
しかしメカ内部も電装系も手を入れたので今後も長く使うことができると思います。
所有者に返却したところ突然止まる事象が解消され非常に安定した動作に感動されてました。良かったです!
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