【東京マルイ MP5】スマートフォンで操作が可能な電子トリガー BTC Spectre Mk2を搭載しました

東京マルイ MP5

BlackTalon Concepts(BTC) 製の電子トリガー Spectre Mk2 を東京マルイのMP5に組み込んでみました。

付属品は、T字→ミニ変換コネクタネジマニュアルになります。

BTC Spectre MK2について

いつもの赤い基板が特徴です。

初代Mk1と一見大して変わらない外観ですが細かなところで機能向上が図られています。

基板は2ピース構造で分離できますので配線交換も行いやすくなっています。

Mk1からの主な変更点について紹介します。

トリガースイッチについて

スイッチはMk1同様全て物理式になっています。光センサータイプとは異なり磨耗してしまいますが、光の流入など気にしなくて良いので個人的には物理スイッチのほうが安心感があり好みです。

トリガースイッチは物理式のタクトスイッチに変更されています。

クリック感があり、押し込み量が小さくなっているのでトリガーのショートストローク化が行い易いくなっています。

Bluetoothによる設定

Bluetoothモジュールが搭載されており、スマートフォンからFCUの設定を行うことができるようになっています。
BTC専用アプリを公式ページよりダウンロードできAndroid, iOSそれぞれに対応しています。

技適の件ですがメーカーHPに認証済みの記述があります。

村田製作所製の技適認証済みBluetoothモジュールが使用されているようで「技適マーク」もプリント済みでした。

セーフティポジションの設定

SEMI FULLでの設定に加え、セーフティポジションにも任意の発射モードを設定できるようになりました。
ただサバゲーではセーフティで発射できるのは論外なのでこの機能を使う機会はないと思います。

SEMI、バーストモードの発射間隔設定

セミまたはバースト発射後にディレイを設定できるようになりました。個人的にこの機能が使いたいがためにMk1から切り替えました。
というのもDSG+ハイトルクモーターの組み合わせにおいて、極稀にセミオートで2発発射が発生するようになりました。おそらくスイッチのチャタリングが起きておりディレイ設定が必要になりました。
Mk2では50ms~1秒の間隔で設定でき、最小値50msでチャタリングを防止できました。

組み込みに関して

初代Spectreを組んであるMP5に搭載してみます。

ストックエンドを外すだけでメカボックスを取り出しできるようにしたのでメカボックスのカスタムがとても楽になっています。


システマ製メカボックスに組み込んでみました。

基板とガワの削り込みは必要なくポン付けできました固定はネジ一本になりますのでネジロックで固定しておきます。

電子トリガー組み込みの注意点としてトリガー部分とモーターのピニオンギア部分の配線に気を付けます。コードとギアが干渉すると断線や動作不良を招きます。

後方配線化。

モーター側の長さ調整。

配線が完了。

トリガー引きすぎを防止するためプラ板で隙間を埋めておきます。

基板交換だけなので特に難しいところもなくサクッと完了。動作確認を行います。

スマートフォンによる操作について

組込みが完了したので動作確認を行います。スマートフォンはSONY Xperia Z5を使用しました。
事前のペアリングは必要なくバッテリー接続もしくはトリガー押下時にアプリを起動してすぐに接続ができます。Xperia Z5の場合、Bluetooth設定以外に「GPS」もONしないと接続できませんでした。

スマートフォンからプリコック設定発射モード変更などできるほかバッテリー電圧消費電流などリアルタイムに監視ができます。

10分でスリープモードに入りますが再度トリガーを引くと立ち上がり、いつでもスマートフォンと接続ができるようになっています。
Mk1同様トリガー操作による設定もできるようになっていますので、スマートフォンが無くても大丈夫です。

最後に

換装後の撃った感触としてはトリガーストローク量が格段に小さくなりセミ連射が行いやすくなりました。またBluetoothによる操作が想像以上に快適で便利でした。

最初は”設定する頻度なんてそんなに無いし無駄に電池も消耗するし不要”だと思っていましたが、実際に使ってみると機器との接続スピードが速くアプリのレスポンスも良いのでBluetooth接続機能があるとやっぱり便利だと思いました。

こんなに機能が充実していて100ドルは破格といえると思います。しかも3年保証付き。FCUならBTC製品を一番にお勧めしたいです。購入は本家HPよりどうぞ。

ちなみにオプションNo.1 プラグインブラシレスモーターと併用して使ってみたところ特に問題なく動いたことは一応報告しておきます。(併用はサポート外で自己責任です)