【ACE1 ARMS ダットサイト】高輝度LEDに交換してドットを明るくしました
ACE1 ARMS製のAimpoint マイクロ T-2 レプリカサイトのですがダットの輝度が暗かったので明るくしてみました。
外観の出来はレプリカながらとても良いので何としてでも明るくしたいところです。
チップ抵抗の交換
ダメもとで明るさを制御しているチップ抵抗の交換を行います。
この製品は輝度を12段階で調整できるのでチップ抵抗も12個ついています。
「R1」が最高輝度のポジションになります。ここで使われている抵抗は表示・実測共に38.3Ωでした。
LEDのスペックが不明なので最大定格が分かりません。とりあえず少し低めの30Ωに変えてみました。
しかし明るさは全く変わらず・・。
これで明るくなれば楽チンだったんですが、仕方なくLEDを変えることにします。
発光LEDの交換
LEDを交換します。ACE1 T-2を分解した記事は以下にあります。
https://nazebes.com/2021/01/3670発光LEDは秋月電子にて購入。
輝度20000mcdの3mm径の赤色LEDです。
もっと明るいLEDもありましたが通常時の消費電流が70mAと多かったので無難にこちらにしました。
ACE1のLEDとの比較です。右が今回購入したものです、透明ですがちゃんと赤色に発光します。
抵抗を繋いでテストしてみました。眩しいくらいに光りました。これは期待できそうです。
ACE1のパーツに組み込む際、LEDの出っ張りが邪魔なので削り落とす必要がありました。
サイズはバッチリです。
配線をしてテスト点灯。問題なく点灯しました。しかし後ろから盛大に光が漏れてしまったので塞ぐ必要があります。
相当な光なので隠蔽性に優れたもので塞がないといけません。とりあえずオートウェルドで試してみました。
接眼レンズの補修
オートウェルドが乾く間に、分解の際に盛大にキズをつけてしまった接眼部のリングを補修します。
接眼部のガラスを取りますがすごく簡単に取れてしました・・これではいつか落としてしまうところでした。後で強力な接着剤で固定します。
キズは浅いのでアロンアルファで埋めてしまいます。
キズを補修後、塗装します。トビカ トップガードが余っていたのでこちらを使用します。
仕上がりはまっ黒というよりは少しグレーです。塗料の食いつきが良く速乾性があります。
一発目にしては上出来。埋まっていないキズも少しありますがサバゲー用途なのでこのままにします。
ガラスはエポキシ系接着剤で固定します。ボンド ハイスピードエボが乾燥が速く接着力も結構高いのでお気に入りです。
接眼ガラスなので薄く目立たないように塗ります。接着剤は透明なので接着後も気になりません。
組み立て
接着剤が乾いたので組み立てていきます。
元々の配線が太くドット調整の邪魔になりそうだったのでより細い線に変えることにしました。
すっきりしました。線が細くなったことで内部干渉も少なそうです。
接眼レンズを取り付けます。光の当たり具合では少しグレーが強いです。
組み立て完了です。ネジもスルスル回り組み立てしやすかったです。ACE1いいですね。
オートウェルドも期待通りしっかり仕事しています。後ろの光は全く漏れてません。※画像では輝度MAXで点灯しています。
LED交換の結果
さてLED交換後の効果を確認します。
LED交換前と交換後で撮影日が違いますが、どちらも屋外で撮影しており条件はほぼ同じです。
▼交換前①▼
▼交換後①▼
▼交換前②▼
▼交換後②▼
▼交換前③▼
▼交換後③▼
写真では非常に分かりづらいですね・・。
実際はドットは格段に明るくなっています。「ぼや～っ」としていたドットがクッキリした感じです。
特に晴天時の空では交換前は殆ど見えなかったドットがしっかり見えるようになりました。
調光もしっかり機能しており使いどころがなかった11以下の輝度も結構明るく光るようになりました。
ダットにフタをして最高輝度で点灯すると画像のように内反射し筒の中がギラギラに光ります。交換前はこんなに明るく光ることは無かったです。
ただ問題点も一つ。
ACE1ならではのナイトビジョンモードが無くなりました。
輝度1~2が肉眼でも確認できる程度に光るようになりました。この状態ではナイトビジョンを使えません。
抵抗だけを交換すれば解消すると思いますので機会があれば調整して交換してみようかと思います。
LED交換は手間はかかりましたがACE1の低輝度問題を解消することができました。
外観の出来も良いし軽く扱いやすいのでメインに昇格です。
