【ホロサイト EOTech】実物 EOTech 552.A65 レビュー

光学機器

今回は久々の光学機器レビュー、実物のホロサイトEOTech 552を紹介します。

このモデルについて

一口にEOTechといっても多くのバージョンが存在しているようで、外観、使用するバッテリー、NV(ナイトビジョン)モードの有無などのほか、親会社変更によるプリントロゴの違いもあるようです。

今回紹介するモデルは「EOTech 552.A65 NVモード搭載モデル」です。

箱は最近だとハードケースですがこちらはかなり古いものになりますので発砲スチロールと紙パッケージです。

虹マークのモデルになります。

操作について

電池の交換時はバッテリーカムレバーを起こしてバッテリーBOXを取り外します。

ただこのレバー、指の掛かる部分が平らなので非常に起こしづらいです。最近のEOTechだとここの形状は改善がなされていますね。

電池は単三電池2本を使用します。レーザーダイオードは電圧がシビアらしいので少々値は張りますがここは妥協はせず日本メーカーの電池を使用しています。

バッテリーライフについて測ってはいませんがEOTechはAimpointほど長くはないようです。
しかし単三電池という簡単かつ低廉な価格で入手できるのは大きなメリットといえます。

ちなみに個体差だと思うんですがこのバッテリーボックスの極性が逆表記になってます。

接眼部下に3つのボタンがあり、これでレティクルの輝度調整を行います。
「センター」がNVモードで、「左(↓)」が輝度DOWN、「右(↑)」が点灯ON+輝度UPです。「左(↓)」と「右(↑)」ボタン同時押しで点灯OFFになります。

ボタンの押し心地は僅かにクリック感があります

サイトの見え方に関して

ガラスについてはとてもクリアで透明ガラスそのものです。またガラスの反射も少ないので自分の顔がサイティングの邪魔することはありません。

屋外で見ると全く気づきませんが、こうしてじっくり見ると僅かな黄ばみを確認できます。

レティクルに関してはレプリカとは全然違いかなりくっきりとしたキレイなレティクルです。視認性は良いと思います。

レティクルの見え方は他のダットサイトと同じ印象で「ホロサイトだからレティクルの見え方が違う!」ということは感じなかったです。
乱視持ちのため視力矯正なしで覗くと噂通りレティクル外周の円がボヤけて見えますが、センターのドットは視認できるのでサイティングは一応可能です。

輝度に関してはレーザーダイオードの劣化なのかこの個体は最高輝度でもやや暗い感じです。屋内だと明るいですが屋外だと背景によっては見づらくなります。

晴天時屋外のレティクルです。背景が暗い色だと問題なくレティクルを確認できます。

一方で空など明るい背景だとかなり厳しいです。見えなくはないですが瞬時のサイティングはきわめて困難かと思います。

最近のEOTechだとどうなんでしょう?一度見比べてみたいです。

NVモードも確認できました。

ただ、焦点が非常に合わせづらいです。距離の問題だとは思うんですがレティクルに焦点を合わせると背景がピンボケし、背景に合わせるとレティクルがボケます。
また少し使用しただけで暗視管に暫く残像が残ったのでNV併用時は長時間の使用は控えた方がよさそうです。

EOTechの問題点

実物のホロサイトは重大な欠点があり接眼側のガラスにサンドイッチされている「投影膜」が経年で劣化しフチから唐草模様のシワが発生します。この個体は奇跡的にまだ発生していません。

発生する原因は所説色々ありますが内部の窒素パージが抜けると発生しやすいようです。この個体はかなり古いのでとっくに漏れてると思いますが実際どうなんでしょう。

ちなみに旧ロット特有の問題として点灯したEOTechを前面からのぞくと赤い光が漏れます。インドア戦とかだと相手に居場所がバレる恐れがあります。

最近のロットだと天井の反射レンズの側面に加工が施されているためか光が漏れないようになっている認識です。

実物 Aimpoint Comp M2との比較

双璧をなす実物Aimpoint Comp M2と比較します。※比較は個人的な主観がかなり含まれます。

まずは重量比較です。EOTech 552 (電池含む)は322g

対するAimpoint (マウント含む)は356g

結果としてはEOTechのほうが少し軽いですがどちらも300gオーバーで重たいです。もっと軽いダットサイトは他に沢山ありますのでこれは割とネックになると思います。

続いてサイトの見え方の比較です。左がAimpoint、右がEOTechです。

これは流石EOTech。非常にクリアな視界です。一方Aimpointのレンズには若干青みあることが分かります。

またガラスに表示される領域でもEOTechが勝っています。瞬時のサイティングはEOTechが有利かもしれません。

下の写真はAimpointでレティクルはシンプルなドットです。EOTech同様、NVモードも搭載しています。

レティクルの輝度に関しては前述した通り私のEOTech個体の劣化の可能性があると思うので比較できませんが、Aimpointのドットは非常に明るいです。
炎天下の白背景でもドットを見失うことはありません。

使いやすさに関しては超主観ですが正直Aimpointかなーと・・。Aimpointをずっと使っているせいもありますがEOTechタイプのレティクルは未だに慣れないです。
EOTechの大きい円の中心にドットがあるタイプだと、瞬時のサイティングが難しいというか、大きな円が邪魔というか・・Aimpointのようなシンプルなドットの方が個人的にはサイティングがしやすいです。

まとめ

実物EOTechの良い点、悪い点をまとめると以下です。(個人的主観)

【Good】

  • 外観、見た目
  • 映画やゲームに多く登場
  • クリアなレンズ
  • 電池の入手性

【Bad】

  • 当たりハズレの個体差(レーザーダイオード、投影膜の劣化が発生する可能性)
  • 重量

EOTechのメリットは視界が広い、明るいとかいろいろありますが、個人的に何だかんだで一番は「外観のカッコよさ」だと思います。
何だそれは?と思うかもしれませんが、数多くの映画やゲームに登場し映画からエアガンに興味を持った身としてはこれはポイント高いです。今回購入したきっかけも結局映画ですからね・・アクション映画には必ずと言っていいほど登場します。

サブマシンガンのような短い銃にも違和感なく合います。

Aimpoint Comp M2はこうはいかず結構銃やマウントを選びます。

見た目だけで選ぶならレプリカでも良いのですが、輝度やらガラスの反射やらで実用面で色々問題がありますので、やはりこだわるなら実物が良いと思います。
個人的な主観がかなり入ってしまいましたがサイト選びの参考になればと幸いです。

光学機器Aimpoint, EOTech

Posted by Mekabu