【東京マルイ FA-MAS】DSGハイサイクル+電子トリガーカスタム
Cybergunメカボックスを搭載した東京マルイファマスにDSGカスタムと電子トリガーの実装を行いました。
先日Cybergunメカボックスを紹介しましたが、とにかくサイクルがトロいのでDSG(Dual Sector Gear)に交換し、セミのキレも悪いのでついでに電子トリガーも搭載してみました。
DSG化
DSGは色々なメーカーが販売していますがG&G製を使用します。
本当は元祖DSGのSiegetek製がいいんですが価格がね・・。
以前は5千円くらいで入手できたんですが今は結構値上がりしてしまったようで。
G&Gはカットオフカムの形状が一番Siegetekに近い気がします。デザインも旧Siegetekのものとよく似ています。
実際にいくつか購入し別の機種にも組み込んできましたがギア欠けも無く精度はいい感じです。
カットオフの物理スイッチ検知式のFCUでも今のところ不具合は発生しておらずSiegetekの互換品としては十分そうです。
スパーギアはCybergun純正を、ベベルギアは東京マルイの次世代用を使用します。
ラッチはCybergunメカボックスだとSTD用が流用できますのでこれも東京マルイ HCシリーズのものを使用します。
ピストンはDSG用を使用します。
フルストロークピストンを流用する場合は使用しない歯は落とさないといけません。私は面倒なのでRetroArmsのDSG用ピストンを使っています。
軸受けは他に適合するものが見つからないのでCybergun純正を固定して使います。
ピストンヘッドは余り物を使用。多分ライラクス製。
Cybergunノズルは良くなさそうだったので、唯一のファマス専用パーツ「ライラクス シーリングノズル」を使用します。
スプリングはCybergunに付属していたものに、スペーサーで底上げして使います。
初速調整用に複数用意。
タペットプレートの羽を加工。タペットの替えが無いので適当にカットしてから微調整していきます。
DSG化としては以上です。
電子トリガー化
FCUユニットは以前と同じ「BTC Chimera」を使います。
こちら物理スイッチ検知のため、検知スイッチを自分で取り付けないといけません。元々のカットオフレバーは邪魔なので取り外します。
プラ板でベースを作成します。
そこにマイクロスイッチを取り付けます。取り付け位置と角度が超重要です。セクターギアを載せながら位置を確認します。
取り付け角度を誤るとスイッチが即破損します。一度壊しちゃいました・・。
トリガーのスイッチも機械的なカットオフ機構が無くなったのでロアフレームにスイッチを取り付けました。オムロンのレバースイッチです。
配線を行います。コードが増えたのでフレームに干渉しないように上手く取り回します。
配線後、グリスアップを行いカスタム完了です。グリスはワコーズのチェーンガードを使いました。
カスタム後の初速とサイクル
初速とサイクルを計測し、結果は以下のようになりました。
ファマス DSG |
|
1 | 97.18 |
2 | 97.52 |
3 | 96.35 |
4 | 97.24 |
5 | 97.03 |
6 | 96.80 |
7 | 97.18 |
8 | 96.00 |
9 | 96.67 |
10 | 96.85 |
Avg | 96.88 |
背景色:最高値、最低値
使用BB弾:東京マルイ 0.2g セミバイオBB弾
使用バッテリー:Fujikura製 7.4v 2,000mAh 30C
初速は安定していますが、かなり速いのでもう少し落としたいところです。サイクルはカスタム前は10発/sだったのがDSG化により19.9発/sと2倍にアップしました。
DSG化により中華モーターでも秒20発・初速90m/s後半に持ってこれました。モーターを変更すればサイクルはもっと上がるはずです。
電子トリガー化により、1発ずつ電子制御するためセミロックは一切発生しません。プリコックを掛けると結構よさげなセミレスポンスになります。
また、メカボックスとのジョイントバーを排除しスイッチをトリガー側に持ってきたことで標準の「ぐにゃっ」とした感触から「カチッ」とした感触に変わり、スイッチのONから発射までのタイムラグが無くなくなりました。
良好なトリガーフィーリングになりました。
このままでも十分な性能ですが、今度はいよいよ念願のモーターを変えてさらなるパワーアップを図ってみたいと思います。
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