【VFC 電動MP7】V2の改良点を参考にV1のタペットプレートの可動を見直しました

VFC MP7

最近、VFC 電動MP7A1がV2(新型)となって再販されました。
V2になって色々改良されているということでメカボックス内部が非常に気になっていましたが、親切にYouTubeに解説動画を上げている方がいたのでその動画から改良点を確認しました。

V2での改良点

この動画では大きく3点取り上げられていました。

  • ホップアーム
  • セクターギアカム
  • タペットプレート

最初は想定していた通りでふーんといった感じでしたが改めて動画を見返すと、あることに気がつきました。

それはタペットプレートの前進量です。(上記動画の27分30秒あたりから)

メカボックスの前側の溝まで完全に前進してます。
少なくともV1はこんなに前進しなかった認識です。

早速、自分のV1(旧型)を取り出し確認したところ、やはり1~2mmほど隙間がある状態でした。

V2ではタペットプレートの前進量が増したことで躓きホップが解消VFC 電動MP7の一番の問題であった「ホップの不安定さ」は改善している、と推測します。
※当方V2を所有しておらずネット情報を元にした個人の考察です。

動画を見る限り内部パーツ・構造についてはV1とほとんど変わりがないように見えましたが、果たしてこの違いは何なのか?

V1メカボックスを分解し動画と比較を行ったところ判明しました。
それはタペットプレートが嵌るレールの上側です。(上記動画の25分45秒あたりから)

(下側のレールの削り込みではありません)

下の写真はV1で、V2では上部レール部分がカットされているのが分かります。

さて、この加工の意図ですがタペットプレートの形状をよく見るとわかります。
画像の通り少し上方向に曲がっています。

レールの削りの無いV1メカボックスだとこのタペットプレートの盛り上がりがレールに引っ掛かってしまいタペットプレートの前進を阻害してしまいます。


セクターギアのカムはタペットプレートの前進方向に押し出すようにも機能するので、タペットプレートの前進に引っ掛かりがあるとカムもしくはタペットプレートの破損につながります。

実際、V1のタペットプレートもメカボックスのレールのエッジに食い込んだ形跡があるほか、タペットプレートの歪みを確認できました。

V1メカボックスの見直し

ということでV2の改良点を参考に私のV1の見直しを図ります。

まずは歪んだタペットプレートです。

ヒートガンでじわじわと温めながら矯正していきます。

真っすぐになりました。

続いてメカボックスです。
V2を参考にタペットプレートがはまるレールの上側を削ります。

V2メカボックスは下側も削り込みされてますがV2のタペットプレートには補強が入っているためです。
V1のタペットプレートにはその補強はありませんのて削る意味はありません。

加工後タペットプレートの前進量は改善し、可動においても引っ掛かりは無くスムーズになりました。

ノズルは純正に戻します。
以前躓きホップの改良を行った際、ノズル長が足りていないと思ってAUG用を加工して取り付けてましたが多分今回は躓きホップは解消していると思うので・・・。

インナーフレームとメカボックスを組み上げて下部からノズル位置を確認、問題なさそうです。

自作した弾棒を使ってノズルとホップチャンバーとのクリアランスを確認。

大体1~1.5mmほどでした。AUG加工ノズルの時とほほ同じ結果になりました。
いやはや、、躓きホップはノズル長かと思いましたが、そもそもタペットプレートの前進量が足りていなかったとは。とほほ・・。

まだ弾道は確認できていませんが、初速の安定性から気密は問題なく弾棒による結果から良好な弾道になると思われます。今度確認します。

VFC MP7MP7, VFC, カスタム

Posted by Mekabu