【Big-Out DTM-S】2ステージトリガースイッチをプラグインブラシレスモーターMP5に搭載しました
Big-Out製の DTM-S をOption No.1 プラグインブラシレスモーターカスタムを行ったMP5 SD6に搭載しました。
https://nazebes.com/2021/05/4183シアー感を再現したユニットということで前々から非常に気になっていた商品ですが入手する機会がありましたのでレビューします。
画像を見てわかる通りこちらは次世代用のスイッチになります。
次世代電動ガンは現在所有していないので、加工してVer2メカボックスに取り付けました。
DTM-Sの特徴
最大の特徴としてはトリガーの絞りとシアーの落ちる感覚を再現した2ステージトリガー(2段引きトリガー)でしょう。
通常電動ガン用なので実際にシアーがある訳ではありませんが、現存するスイッチのなかで一番重いとされるスイッチを搭載することでシアー式感を実現しているそうです。
外装は3Dプリンターで製造された感じで専用の形状をしています。
電子基板が付いていますが、マイコン制御は行っておらずPchを使ったシンプルなスイッチング回路です。モーターブレーキもありません。
MOSFETを外側に設置しているのはメカボックスのガワを放熱器として利用するためと思われます。
カットオフはノーマルの機械式となりますので、カットオフレバーの設置が必須になります。
Ver2移植加工
当たり前ですが次世代用DTM-SをVer2メカボックスにそのまま装着することはできません。
東京マルイの純正スイッチとの比較です。形が異なります。
今回はこのマルイ純正スイッチに次世代用DTM-Sの基板を装着することにしました。
次世代用ユニットから基板だけを取り外します。ネジ2本で固定されているだけでした。
DTM-S基板を取り付けするためマルイ純正スイッチを加工します。基板の厚み分、スイッチを削ります。
ある程度削り込みが完了した後、DTM-Sのスイッチを押す部品を取り付けて干渉具合を確認します。
ところが、DTM-S用の部品が小さいようで基板上のタクトスイッチを押すことができませんでした。
この部品も次世代用とVer2用で異なるようで、ABS板からこの部品のみ自作することにしました。
スイッチオンだけでなく、カットオフもかかわってくるので微調整しながら作成します。
作成した部品はネジで固定します(本来ははめ込み式です)
元々電子トリガー(BTC Spectre Mk1)が搭載されていたMP5にDTM-Sを実装します。
カットオフレバー、セーフティなど組込みに必要な部品を取りつけます。
ずっと電子トリガーを使ってきたのでこれらの部品を使うのはすごく久しぶりです笑
トリガーも電子トリガーによりショートストローク加工がされているので純正無加工品に交換です。
配線はAWG16に交換しました。
また前回、初速がイマイチ安定しなかったので加工無のMP5タペットプレートに交換しました。
以上で加工と搭載が完了です。
動作レビュー
いよいよ動作確認です。
2段引きトリガーはいかがなものか・・。
宣伝通り2段引きのトリガーに変わり良好なトリガーフィーリングです。
トリガーの引き始めは遊びがあり途中引っ掛かりがあります。そこから更に絞り込むと発射されます。発射と共にトリガーがフリーになるあたり確かにシアー式感を感じられました。
スイッチは思っていたより軽い印象です。
現存するスイッチで一番重いとのことでしたがもっと重くても良いと思いました。
次弾はトリガーをキッチリ戻し切らないとダメです。
「カチっ」という音がサインですが、これはリアティがあって良いと思います。
トリガーの変化は言葉ではうまく伝えられないので動画を作りました。
前が電子トリガー、後がDTM-Sです。
フルオートについては発射後トリガーフリーにならないので、シアーが落ちる感覚は感じられません。
あくまでシアー感を感じるのはセミオートのみだと思います。
ちなみに最初の動作確認ではセミオートがフルオートになりました。
たまに1発で停止しますが、基本フルオートになり止まりませんでした。
自作した部品がダメか？と思いましたが、各部品を確認すると原因が判明、カットオフレバーの摩耗でした。
確かSYSTEMAのカスタム品だったと思いますが、マルイ純正のそれと比較すると僅かにセクターギアのカットオフカムと噛む部分が削れていました。
カットオフレバーをマルイ純正に交換したところ、セミオートが確実に機能するようになりました。
やっぱりマルイさんっすなぁ・・。
DTM-Sは現在主流である電子トリガーのフェザータッチトリガーとは真逆の目的で最初はどうなのか？と思いましたが、発射されるタイミングが明確になりこれはこれでアリで楽しいです。
暇があれば部屋撃ちしてます。トリガーを絞って撃つ楽しさに目覚めてしまったかもしれません。笑
