【東京マルイ FA-MAS】メカボックスをオーバーホールし性能を比較しました
先日購入したファマスですが、中古で購入したのでメカボックス内部をオーバーホールしました。
また比較的新しいロットと思われるこのファマスのメカボックス内部を確認し、マイナーアップデートがあるか確認します。
メカボックスの分解方法は以下にまとめてあります。
メンテナス前の性能
オーバーホール前に初速を計測しました。
初速 (m/s) | |
1 | 78.93 |
2 | 79.53 |
3 | 78.76 |
4 | 78.46 |
5 | 79.46 |
6 | 79.96 |
7 | 79.39 |
8 | 78.83 |
9 | 79.24 |
10 | 79.32 |
Avg | 79.25 |
背景色:最高値、最低値
使用BB弾:東京マルイ 0.2g セミバイオBB弾
使用バッテリー:Fujikura 7.4v 2000mAh 30C
バッテリーはフル充電で実測8.2vです。
サイクルは14.2発/秒でした。初速は低めでサイクルもファマスにしては大人しいですが非常に安定しています。オーバーホールでどの程度性能が変わるのかも確認してみたいと思います。
モーター
昔ながらのEG560モーターです。通常使用は問題ありませんが、ハイサイクル等のカスタムを行う場合はやや力不足です。トルクアップのため?磁力のある金属のカバーでモーター全体が覆われています 。
ブラシとコミュテータの掃除を行おうと思いましたが、コミュテータが「新品か?」と思うほどきれいだったので行いませんでした。
ちなみにモーターを取り外す場合、半田でコードが固定されているので半田ごてで溶かし取る必要があります。
ピニオンギアが黒に変更になっていました。
東京マルイがサマリウムコバルトモーターを販売したあたりからEG1000モーターのピニオンが黒色になりましたが、FA-MASも例外ではなかったようです。
黒色になっていれば比較的新しいロットのものと判断できそうです。
ギア
ギア類に進化はありませんでした。
ラッチもベベルギアも今までと変わりません。ベベルギアのラッチの切り欠きは2枚で時代を感じます。
軸受け
「他のシリーズと共通化された」という噂をどこかで聞きましたがVer2用の6mm軸受けは入りませんでした。
ただ前に軸受けの交換カスタムを行い次世代用の5.9mmの軸受けが入ることは確認済みです。その記事はこちらです。
吸気系
シリンダーはファマス専用で長さが異なります。シリンダーヘッドもファマス専用品です。
シリンダーについてはほかのシリーズのシリンダーをカットすればファマスに流用可能です。シリンダー加工記事は下記です。
タペットプレート、ノズルも摩耗はなく交換は不要でした。
ピストンヘッドはシリコングリスがベットリ付着し汚れていたので洗い流して再度グリスアップを行います。
ピストンはラックギアの状態を確認しましたが異常はなかったのでこのまま使用します。吸気系も部品のアップデートは何もなさそうです。
スイッチ
スイッチは焼けが見られたので、汚れを落としたあと接点グリスを塗りました。
グリスアップ
グリスアップには今回、駆動系も吸気系もG-グリースを使いました。
普段は駆動系には、粘度が高いスプレータイプを使っているのですが勢いよく噴射され飛び散るんで若干面倒くさいところがあります。
その点、このG-グリース「どこでも塗れる」というもので扱いが非常に簡単なところが良いですね。
メンテナンス後の性能
メンテナンス後の初速とサイクルを計測しました。
初速 (m/s) | |
1 | 78.88 |
2 | 79.75 |
3 | 79.09 |
4 | 78.98 |
5 | 78.45 |
6 | 79.44 |
7 | 82.13 |
8 | 80.80 |
9 | 81.12 |
10 | 80.50 |
Avg | 80.40 |
背景色:最高値、最低値
使用BB弾:東京マルイ 0.2g セミバイオBB弾
使用バッテリー:Fujikura 7.4v 2000mAh 30C
サイクルは15.2発/秒でした。メンテナンス前と比較して初速は+1.15m/s、サイクルは+1発/sアップとなりました。
今回のメンテナンスはメカボックスのグリスアップのみでしたが、若干性能アップしたのでメンテナンスを実施する意味はあったと思います。
全体的に中身は使用感が全くなくとてもきれいな状態でしたがそれでも性能アップしたので、メカボックスのオーバーホールはマメに実施したほうが良いことを改めて感じました。
ファマスのアップデートについては昔も今も変わらず、モーターのピニオンが黒くなっただけで正直残念でした・・。
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