【東京マルイ FA-MAS】ファマス専用カスタムモーターを作成しました
ファマス用のカスタムモーターを自作したので紹介します。
ファマス純正モーター
ファマスにはEG560という古いモーターが搭載されています。
FA-MASモーターは古い設計ため現行品と比較すると非力な感じが否めません。
専用メカボックス(ver1)の使用によりモーターもファマス専用品となっています。M4やAKといった他機種のモーターを組み込むことはできません。
電動ガンの性能アップを一番体感できるカスタムパーツがモーターなので真っ先に交換したいところですが、私の知る限りサードパーティからは今も昔も販売されていません。
ラジコンモーターが流用できる、的なことも過去に聞いたことはありますがどのモーターが対応しているのか不明のままです。
純正モーターは実はマイナーチェンジがされたらしいですが、あまり大きな変化ではなさそうです。(旧ロットはサイクルが現行より速かった?)
純正モーターで頑張ってサイクルアップやら電子トリガー化をしてきたものの、セミオートレスポンスアップに特化したM4系カスタムガンなどと比較すると遠く及びません・・。
モーターの性能差は大きくファマスカスタムに限界を感じてきたので、ファマスのモーター交換にチャレンジすることにしました。
AK系メカボックス用のショートモーターを使うのが実績もあり性能アップは確実ですが今回は別の方法で行うことにしました。
というのもショートモーター利用の際はメカボックスの加工が必要になり、モーターを固定するガイドを自作しなければなりません。
ちょっと面倒だったのと、新しい方法が閃いたので、既存メカボックスに収まる純正サイズのモーターを自作することにしました。
ファマスモーターの分解
とりあえず純正モーターを分解してみます。
ピニオンを外します。G&Pピニオンリムーバーなら楽勝です、オススメです。
続いてローターを取り外しますが、マルイ純正モーターはツメで固定されているのでドライバーを使ってこじ開けます。
モーター缶の中です。マグネットが2個あります。
エンドベルです。これと言って特徴はありません。
ロータです。
ファマスモーターの分解は完了です。
自作カスタムモーター
今回はモーター缶の磁石を強力な磁石に変更します。
DSGハイレスポンスカスタムガンでは、サマコバやLONEX-A2、SHS守護神などの磁力が強力なモーターがよく使われています。
かく言う私もDSGカスタムではサマコバを好んで使っておりその性能には満足しています。
なので、ファマスモーターにもこういったモーターに使用されている強力な磁力を持った磁石を使ったら性能が変わるのでは?と考えました。
今回はLONEX-A2の磁石を使います。
回転しないジャンク品ですが磁力は強力で健在です。
エンドベルを外しロータを取り外します。
長さが異なりますが径は同じです。
何をやるか想像つきましたでしょうか?
そうです、モーター缶はLONEXを使用しロータはマルイを使ったカスタムモーターを作成します。
LONEXのモーター缶をファマスのメカボックスに合うようにカットします。
磁石についた切粉はきれいに取りますが難儀しました・・。
エンドベルもLONEXを使用します。
モーター缶が短くなったことによりそのままでは取り付けできなくなったので加工を施します。
絶縁処理も忘れずに・・。
組み立て。
ハウジングはLONEXでローターがマルイのハイブリッドモーターが完成しました。
EG700(ロング)との比較、ハウジングの長さが異なっているのがお分かりいただけると思います。
ドキドキの慣らし。しっかり回転しました。
メカボックスへの組込み
ここで少し問題が発生、ポン付けできませんでした・・。干渉部分を削って対応しました。
搭載完了です。ガタは一切ありません。上出来です。
ちなみにモーターの固定に当たっては標準の後端のロックパーツは不要でした。
モーター性能について
純正メカボックス(ノーカスタマイズ)との動作を比較してみました。測定器を持っていないので厳密な数値での比較はありません。
カスタムモーターを搭載したメカボックスは過去のカスタムが積み重なっているため全く同じ構成にとはいきませんが・・・ピストンとスプリングなど吸気系は同じにしました。
ギア比は18:1にしています。自作電子トリガー搭載ですがプリコックはOFFにします。
結果は、サイクルはダウンしました・・。ノーマルで秒15発がこのカスタムモーターで秒12発程度といった感じです。
しかし一方でセミのレスポンス低下はなく、むしろ体感ではセミの立ち上がりは気持ちアップした感じです。プリコックをONにして撃つと「スパンッスパンッ」レスポンスはとても良好です。
高負荷カスタムで比較したら違う結果になるかもしれないですね。
大幅性能アップとはいきませんでしたが、新たな試みで壊れることなく撃てる状態にはなったのでとりあえずは成功と言っていいのではないでしょうか。
コイルの巻き数・線径の異なるファマスモーターが手元にあるため機会があればロータをこちらに変えて特性がどのように変わるかテストしてみたいです。
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