【GBLS DAS GDR15】ラックギアが欠けたのでボルトキャリアを分解し交換しました

GBLS DAS GDR15

GBLS DAS GDR15のラックギアが破損したので分解・修理を行いました。

ギア破損時の事象について

確かフルオートで撃っていたタイミングだったと思います。突然ギアが空回りしました。
明らかな異音だったためバッテリーを抜いて動作を停止させました。

弾詰まりは無くボルトキャリア位置は正常、再度トリガーを引くと再度空転・・。ギアクラッシュが脳裏をよぎりました。

セーフティに戻るや否や、テイクダウンするとラックギアから破片がポロり・・。ラックギアの後端が欠けてました。

前々からラックギア欠けについては情報としてはあったのですが、実際に自分の個体で発生するとショック!
ラックギアを交換するしかありません。。

DASのボルトキャリア分解について

ラックギアを交換するにはボルトキャリアの分解が必要になります。
交換ついでにボルトキャリアの分解手順を記録したので記載しておきます。

最初にボルトキャリアエンドを外してスプリングガイドと一緒にスプリングを取り外します。

DCI Gunsの「QDボルトキャリアエンド」、スプリング交換がとても楽です。こういう時マジ便利です。


ボルトキャリアキーを外します。2本のネジで止まっています。

ボルトキャリアキー下のネジを外します。これがシリンダーヘッドを固定しているネジになりますので必ず外す必要があります。

シリンダーヘッドを固定しているピンを抜きます。私は下の写真の方向からピンポンチで叩いて抜きました。嵌めあいよう接着剤が塗布されていたのかちょいと硬かったです。

ピンを抜くとシリンダーヘッドを取ることができます。

DASのシリンダーヘッド、初めて分解したのですがBB弾の破片や砂利など異物がたくさん付着していました。

今度から定期的にクリーニングしよう・・。

ここまで来たらラックギアを外すことができます。後端からマイナスドライバーをあてがいハンマーで優しく叩きます。

最初にハンマーでずらしたら後は手でスルっと抜けました。

ちなみにパワーオフスイッチを制御する部品もこのタイミングで交換が可能になるようです。

分解できました。

ラックギアの交換

予備してい新品のラックギアに交換します。
ロット差異でしょうか。色合いが若干異なっていました。

接着剤でラックギアを固定します。瞬間接着剤などでガッツリ固定すると今後の交換が困難になるので弾性があるものをチョイス。今回はセメダインの多用途を使用しました。

ピンを止める際もネジロックを塗布して差し込みました。ピンは向きがありましたので先端にアールが掛かっている方から差し込みました。

ラックギア破損の原因?

スプリングを組み込もうとしたところ、スプリングの端切れが落ちてきました・・。

今回のラックギアの原因は恐らくこのスプリングの折れだと思います。
スプリングの折れは以前、初速調整のためスプリングカットし端っこを熱処理をしたのですがその対応が悪かったのでしょう。

DASの予備スプリングは無かったのでこのまま再利用
折れた分の初速をこれもDCI Gunsのスペーサーで調整しました。プラス1枚で94m/s(0.2g弾)程度ともとの状態と同じになりました。

修理後は動作は快調になりました。

DASはダイナミックな動きをしますが、メカは繊細なところがあるのでバランスがとても大切です。
ちょっとのカスタムでメカに多大な影響を及ぼし破損させてしまいます。
かく言う私はモーターやチャンバーをカスタム品に交換してしまっているので今回の破損はそれが原因だと思います。

GBLS DAS GDR15GDR15, 修理, 分解

Posted by Mekabu