【東京マルイ 電動HK45】ロングバレル化カスタムで初速が大幅アップしました

東京マルイ HK45

前回行った東京マルイ 電動HK45 Tactical風カスタムでサイレンサーアダプターを取り付けましたがガタつきがあるため初速アップカスタムも兼ねて、ロングインナーバレルを組み込んでみました。


ロングバレルの組み込み

今回使用したバレルは、PDI製のMAC10用 01バレル 135mmを組み込みます。

電拳さんのサイトに詳細がありますが、ご存じの通りハイキャパe、M9A1のバレルの切欠きがコンパクト電動ガンと異なるためそのままでは固定できません。本製品HK45も同様ですので、バレルロックリングの加工が必要になります。

バレルロックリングを前後反対向きに取り付ける必要があるため、突起をすべて逆向きに変更する必要があります。

突起の付け替えについては、プラ板を切り出して作るには小さすぎて難しいため元の突起を再利用しました。接着剤で突起を固定し、問題なく01ロングバレルを装着できるようになりました。
ちなみに材質はABSでは無さそうなので、プラスチック汎用の専用接着剤でないとすぐに取れてしまうかもしれません。

スペーサーによるマズルのブレ止め

ロングバレル化により、サイレンサーマズル部分の上下のガタつきが解消されるかな、と淡い期待を抱いていたのですが状況変わらずガタガタでした。
外部の衝撃などでサイレンサーが垂れ下がってしまうとサイレンサーのマズル部分にBB弾が当たってしまいそうです。

何か良い対策法がないか、パーツボックスの中を探ってみたところKM企画のブレ止めスペーサーを発掘しました。
インナーバレルを外径9.9mm~10.2mmに嵩増しするパーツになります。

袋だしの状態ではインナーバレルに一度着けると抜けなくなるほどスペーサーの内径がバチピタなので、気持ちスペーサーの内径を広げます。
装着・取り外しが少しの力で出来、かつ自重で落下しない絶妙なクリアランスに調整します。
広げすぎるとブレ止めの意味が無くなりますので慎重に加工します。

また組み立て時にスムーズにインナーバレルを装着できるように軽くテーパーをかけておきます。

一方でタニオコバのサイレンサーアダプターの内径が約11mmあり、ブレ止めスペーサーの一番外径の大きい10.2mmでもスカスカなのでサイレンサーアダプターの内径と合うように銅箔テープを貼って調整します。

本体組み立て時にインナーバレルを問題なく装着できるか確認しながらの作業となるので本気の圧入は全体のサイズが確定するまで避けた方が良いです。
私は逆さまにしても落下しないが、バレルを差し込めば抜くことができる程度の圧入感にしました。

ブレ止めスペーサーの内径・外径が決まったら瞬間接着剤で固定します。
タニオコバのアダプターは幸いにもサイドに穴が開いているため、そこから瞬間接着剤を流し込むことができます。

インナーバレルが拵えたかのようにピッタリな長さで見事に面一になっています。

ブレ止めスペーサーの効果

スペーサーが効果テキメンでサイレーンサー装着時のガタは全くなくなりました。
サイレンサーを握ってもビクともせず、ロアフレームと殆ど一体化しています。

重いトレーサーも何のその。平行を維持しています。
インナーバレルとマズルが密着しているため、アダプター根元の強度も相当アップしていると思います。サバゲーでも気にせず使用できそうです。

PDI 01ロングバレルによる初速

さて、気になる初速ですが、驚くほどの大幅アップとなりました。
ノーマルバレル(115mm) vs PDI 01バレル(135mm)の初速は以下です。

  ノーマル 115mm 01バレル135mm
1 66.77 72.50
2 66.29 72.14
3 66.71 72.85
4 67.07 73.23
5 67.19 73.39
6 67.33 72.50
7 66.83 73.04
8 67.95 73.09
9 66.73 74.06
10 66.96 72.36
Avg 66.98 72.92

背景色:最高値最低値
使用BB弾:G&G 0.2g バイオBB弾

平均で+5.93m/sの大幅な向上です。

電送系はFETを入れているものの、吸気系、駆動系、スプリングはすべてノーマルです。

強化スプリングのように、ギアやピストンに負荷を与えるカスタムと比較して、インナーバレルの変更だけなのでメカボックスに優しいカスタムです。初速アップが目的ならばロングタイトバレル化が間違いなくおすすめです。

ただロングタイトバレルにしたからといって命中精度が上がるわけではありません。
グロックに組み込んだ際は、タイトバレルは初速は速くなりますが遠距離は僅かながら散る印象です。
また内部の汚れにも影響されやすくなるのでサバゲーでガンガン使う場合はこまめなクリーニングが必要になります。

電動ハンは近距離戦がメインですし元々優秀なHOP性能なので、多少精度が悪くても全く気になりません。

ロングバレル化し外観を崩したくない場合は、135mmとタニオコバのアダプターがピッタリな組み合わせで個人的にオススメです。
(加工がエラく面倒なので、チャレンジする方はそれなりの覚悟が必要です。)

どうでもいいことですが、何気なく付けたKM企画の16mmアダプターがとても気に入ってしまいました。タクティカル感が増している気がします。

サイレンサーを着けない場合はこれに決まりました。