【東京マルイ FA-MAS】電子トリガー BTC Chimera 搭載カスタムでセミロックを解消しました

東京マルイ FA-MAS

東京マルイ 電動ガンファマスに電子トリガーを搭載してみましたので紹介します。

ノーマルのファマスについて

ノーマル状態のファマスはメカボックスがストック部分に格納されているためトリガーとトリガースイッチがリンクパーツで接続されていためトリガーストロークが異様に長くなっておりセミオート連射がし辛いです。

そして厄介なことにファマスはセミオート連射やフルオート・セミオートを切り替えるとセミロックが他機種より高頻度で発生します。
過去に自作MOSFET基板GATE MERF3.2を搭載したり色々試したんですが、いずれもセミロックは解消しませんでした。

恐らくカットオフレバーとスイッチの問題だと思うのですが、対応策がハッキリわからず確実に解消するかもわからないので電子トリガーを搭載して改善を図ります
1発ずつ電気的に制御することでカットオフレバーとスイッチの機構的な問題を取り除きます。

電子トリガーの導入

Ver.1 メカボックス」というファマス専用メカボックスによりカスタムパーツの数が致命的に少ないです。
当然、Ver.1用電子トリガーなるものは販売されていませんし、ファマス専用メカボックスということで今後の販売も期待できません。

そのため、他機種用の電子トリガーユニットをファマスに流用する必要があります。

今回はBTC Chimera Mk2 (ACR) のユニットを使用することにしました。メインユニットが外付けになっているため以前販売されていたJefftron基板のような使い方ができ汎用性が高いです。

セクターギア検知

各種スイッチの検知基板はACR専用となっているため、ファマス用にそれぞれ設置する必要があります

セクターギア検知スイッチについてはACR基板を流用しのスイッチを搭載します。

元のカットオフレバーを取り除き、そこにセクター検知基板を設置します。

ファマスのメカボックスの軸受け部分が高く設計されているためユニバーサル基板でかさ上げする必要がありました。カットオフレバーを固定していたネジで固定できるようにしました。基板を取り外して元のカットオフレバー機構に戻すことも可能です。

この上にカットしたACR基板を貼り付けますが設置する位置と角度がかなり重要です。逆回転してもスイッチが壊れないように配置するのがポイントで位置をミスると検知スイッチが破損します。

トリガースイッチ

電子トリガー化にあたりトリガースイッチはカットオフレバーの干渉具合とかの考慮が不要でON・OFFを検知できればよくトリガーストローク量を限りなく小さくすることが可能です。
今回はノーマルスイッチにプラバンを貼り付けてストロークを詰めました

セレクタースイッチ

実銃同様トリガーセーフティのレバーでハンドリングできるようにしたいところですが加工と配線が面倒だったので、今回はこちらも既存のスイッチを流用することにしました。

各種スイッチと電源・モーターをChimera本体に接続すれば電子トリガー化が完了です。

動作について

BTC Chimeraの機能はすべて有効です。

機能としては以下が使用できます。
①バッテリー監視
②デジタルフューズ
③モーターブレーキ
④発射モード変更
⑤RoF(連射間隔)制御
⑥プリコック

当初の問題のセミロックも解消されました。
モーターブレーキ、プリコックも使用できる点はやはり大きくセミオートのレスポンスが大幅に向上しました。ファマスには有難いことにピストンリリーススイッチがあるためプリコック解放を簡単に行うことができます。

動画を作成しました。セミのレスポンスアップが確認できると思います。

安心して使えず性能的に劣っている感は否めないファマスでしたが電子トリガー搭載により生まれ変わりました。インドアやセミオート戦などが流行っている現在でも問題なく使える電動ガンになったと思います。

今回はBTC Chimeraを使いましたが現在はFCUの種類が増えており他に使えるものがあると思います。試していませんがPERUNのアップグレードKITとかも流用出来そうな気がします。

P.S. 実はこのカスタムは3年半くらい前になり、この後もモーター交換やチャンバーカスタムなど更なるバージョンアップを既に行っています。まとまり次第順次アップしていきます。